梅雨の季節になると
そっと引き出しの奥から取り出す一枚があります。
カエルの刺繍がほどこされた、小さなハンカチ。
こんな季節限定♪
そんなものが管理人は大好きなのです(#^.^#)
かえると言えば、やはり梅雨の主役。
セラヴィでもこの季節になると、
あちらこちらに、
かわいいカエルたちが顔を出します。
置物だったり、小さな飾りだったり。
派手ではないのに、気づけばそこにいる。
梅雨のカエルたちは そんな存在です。
カエルは雨を好む生きものと言われますが、
梅雨のカエルはどこか、
日本人の原風景に寄り添っているように思います。
夕暮れどき。
遠くの田んぼから一斉に響いてくる、あの大合唱。
雨が降っているのか、
カエルが鳴いているのか、
境目がわからなくなるほどの
地鳴りのような音の重なり。
蝉時雨はあっても、
「カエル時雨」という言葉はありませんね。
それが少しだけ、心にひっかかります。
蝉時雨のあの感覚ととても似ているのです。
カエルの声に埋まってしまいそうな大合唱。
その音だけが世界のすべてになるような。
まさにカエル時雨です。
あの頃は、まだ田んぼがすぐそばにあって、
水面には空が映り、
風はそのまま音になっていました。
いまは、その田んぼも少しずつ姿を消し、
季節だけが、記憶の中へ静かに帰ってくるようです。
かえる。
カエル。
帰る。
思い出が帰ってくる。
あの人が帰ってくる。
福も、幸せも、ゆっくりと帰ってくる。
このハンカチは、そんな「帰ってくるものたち」を
静かに受けとめてくれる、
梅雨限定のお守りのような一枚なのかもしれません(#^.^#)
春・梅雨・夏・秋・冬