夏と言えば、金魚。
小さなホテル セラヴィにも、
いたるところで金魚ちゃんが泳いでいます。
水の中だけではありません。
なんと、空中まで泳いでいます。
金魚を見ると、
子どものころの夏祭りを思い出します。
「金魚すくい」です♪
ゆっくりお気に入りの金魚を吟味します。
やっと見つけた金魚を追いかけていくうちに
見逃します。
似てるので分からなくなるのです。
やっと見つけて
さあて、気合をいれたころには
すくう紙がやぶける。
お目当ての金魚が取れたためしがありません。
出目金の黒と赤なんて、
見つけるだけでも大変です。
子どもの私には、特別枠の、
ものすごく立派な金魚に見えていました。
一度も見たことがなかったのですが
いるのだそうです。
金魚すくいには、
かなり上手な人と
ちょっと下手な人
その間の普通の人がいますよね。
管理人は
普通よりの、ちょっと下手な人
いや下手な人でした。
でもね。
一匹もつれなくても大丈夫!
昔は、お店のおじさんが金魚を一匹
水の袋に入れてくれるのですよ。
連れて帰った金魚は、
一緒に暮らしているうちに、
いつの間にか「一等賞」になります。
最初はなんとも思わなかった赤い模様も、
毎日見ていると、
その模様のひとつひとつが愛おしくなってくる。
「一番です!」
子どものころのお絵描きには、
そのころ、いつも金魚が登場しました。
ところが。
金魚って、
ある日突然、死んでしまうんですよね。
水面に浮かんでいる金魚を見つけたときの衝撃は、
今でも覚えています。
その後、親がそっと紙にくるんでおいてくれました。
それもまた、
衝撃だったのですが・・・
でも、
お墓に埋めてあげることは、
とても大切な儀式でした。
飼っていた私の役目。
土を掘って、
小さな穴に紙に包んだ金魚をいれる
「ありがとう。」
そっと土をかける。
こんもりした土のうえに
金魚の名前を書いたアイスの棒をたてて
お仏壇からもらってきた
お線香を一本に火をつける。
お庭からとってきた花をのせ
「天国に行くんだよ」
ともう一度手をあわせる。
涙をふいて
お別れは終わる。
毎年、夏祭りの前には
金魚が天国へ行ってしまって、
そしてまた新しい金魚がやってくる。
そんなことを何年か繰り返して
3年くらい経ったころでしょうか。
やっと気がつきました。
「わたしは金魚を育てられない」
それから私は、
金魚すくいをしなくなりました。
でも、今でも金魚を見るのは大好きです。
水槽から出られないほど大きくなった金魚がいる、
という話を小学生のころに聞いたことがあります。
あまりに驚いてしまって
今でも覚えています。
確かに金魚は、
上手に育てれば、
びっくりするほど大きくなるらしいです。
小さな金魚を見ていると、
つい「小さくてかわいい」と思ってしまうけれど、
その小さな体の中には、
ちゃんと大きく生きていく力があるのですね。
一緒に過ごして、
毎日見て、
少しずつ知っていくうちに、
いつの間にか、
自分にとってかけがえのない存在になっていった金魚
そんな思いが豊かさというのだと思います。
人も物もそんなことありますね(#^.^#)
セラヴィの金魚ちゃんたちも、
そんなふうに、
皆さんの夏の思い出に
そっと泳いでくれたら嬉しいです。
皆さんも
金魚とともに
夏の思い出の花咲かせてくださいね(#^.^#)
水うちわ/ホタル