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夏の忘れ物

玄関の軒下に、ひとつだけガラスの風鈴がかかっています。
これも、ガラス工房「聰」さんの作品です。

各客室の外には、南部鉄器の風鈴がかけられています。
「残したい日本の音百選」にも選ばれている音色で、
高く、遠くまで響き渡る音色が大好きです。

鉄器の風鈴は、秋風に吹かれても、
どこか落ち着いていて、
それほど寂しさを感じません。

でも、ガラスの風鈴は、
きゃしゃな姿と透明感のある音色のせいか
秋の風に揺れるその音は、
なんだか不似合いで
物悲しい。

軒下に残された
夏の忘れ物

夏の名残りのような
終わったあとに残る
形にならない
空気の中の見えない形のような
気配のようなものが
好きです。

風鈴につけた短冊
そこには、
「自楽」
と書いてあります。

すっかり、字の書き主のことも
忘れてしまいましたが、
「自楽」。

そうですね。
もうしばらく、
ほっておくことにしました。

秋風に吹かれるのも
悪くない・・・ね(#^.^#)

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