和紙のあじさいの葉の上にいるのは
帯留めとして作られた、小さなカタツムリ。
金色のカタツムリなら
もしやカタツムリの王子さまなのかもしれません。
そう思って眺めてみたのですが、
カエルの王子さまのように
魔女の魔法で醜い姿になったという物語も浮かびませんし。
そもそも「王子さま」という想像ができないのです。
ゆっくりと進み
急がず
競わず
自分の家を背負って歩いています。
ただ自分の速度で
自分の道を進んでいるように見えるのです。
敵が来たら、丈夫な家の中に隠れ、
疲れたら、体に合った居心地の良い家の中で眠る。
どこへ行っても
帰る場所をちゃんと背負っているのです。
急ぐ必要もないのです。
自分の歩幅で進んでいればいい。
だからカタツムリは王子さまではなく、
カタツムリのままで十分なのかもしれません。
別段王子さまになる必要もないのです。
お姫様と結婚する理由もないのです。
しあわせの形は人それぞれ
カタツムリ
でんでんむし
でんでんむしむし♪
なんだか見ていると
癒されます。
なぜかしら・・・
セラヴィ梅雨のしつらえ 14