夕暮れ時が好きです。
特に、夏の夕暮れ時。
一日中照りつけていた陽射しが少しだけやわらぎ、
空の色がゆっくりと夜へ向かっていくあの時間。
どこからともなく聞こえてくるヒグラシの鳴き声。
汗をかきながら過ごした一日の終わりに、
乾きはじめた頬を、そっと風がなでていきます。
肩の力が、ふっと抜けて。
心まで深く息をつくような時間です。
でも、脱力とは少し違う。
何かをやり切ったような。
「今日もよく頑張りました。」
そんなふうに、自分をほめたくなるのです。
地面の熱が
少しずつ冷めていくように、
熱くなった体も
ゆっくり落ち着いてゆく。
ヒグラシの声が響き、
頬をなでる風に包まれて。
何かが静かに終わる。
そんな
夏の夕暮れ時が、
とても好きなのです。
セラヴィの夏飾り「かき氷とラムネ」